利益 Valuation

運送会社・軽貨物の売却相場|荷主契約とドライバーが資産

運送会社・軽貨物配送事業を売却するときの価格の目安を示します。荷主との継続契約とドライバーの定着、そして許認可の承継可否が価格を決めます。

運送・配送の店内のイメージ
※ イラストはイメージです

結論

運送・配送の利益の倍率は 1.8〜2.8倍

利益 800万円・車両700万円の会社の例
利益 800万円
事業価値(利益 × 1.8〜2.8倍)
1,440万円 〜 2,240万円
+ 設備・在庫(中古評価)
720万円
= 譲渡価格の目安
2,160万円 〜 2,960万円

出典: 当社の想定レンジ(実成約データの一般的な幅を業種特性で調整。業種別の統計値は確認中)。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。

利益とは

ここでいう利益は、この事業がオーナーにもたらすお金の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を足し戻して計算し直します。申告上は赤字でも、利益で見ると黒字になる事業は珍しくありません。

価値を高める要素

  • 荷主との継続契約(元請けとの取引年数と単価)
  • ドライバーの定着率(採用難の業界で人が揃っていること自体が資産)
  • 一般貨物自動車運送事業の許可

注意点・下振れリスク

  • 特定の荷主への依存度が高い(1社集中は大きな減点)
  • ドライバーの高齢化と採用難
  • 燃料費の高騰と、荷主への価格転嫁の可否

よくある質問

Q. 運送業の許可は引き継げますか?

A. 株式譲渡であれば法人に付いた許可がそのまま継続します。事業譲渡の場合は原則として買い手側での再取得(または譲渡認可)が必要で、車両数・運行管理者・車庫などの要件を満たす必要があります。許可の承継可否は価格に大きく影響します。

Q. 車両は価格に含まれますか?

A. 含まれます。事業価値に加えて、車両を中古評価で加算します。ただしリース車両は所有権がないため加算対象外です。車検証・整備記録・走行距離を整理しておくと評価が安定します。

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