SDE Valuation
レストラン・居酒屋など飲食店を売却するときの価格の目安を、実際に売買が成立した価格の統計を基準にしたSDE倍率で示します。飲食業は撤退リスクが高く見られやすいため、倍率の考え方を正しく理解することが大切です。
結論
レストラン・飲食店のSDE倍率は 1.5〜3倍
| SDE 800万円・設備300万円・在庫50万円の店舗の例 | SDE 800万円 |
| 事業価値(SDE × 1.5〜3倍) | 1,200万円 〜 2,400万円 |
| + 設備・在庫(中古評価) | 350万円 |
| = 譲渡価格の目安 | 1,550万円 〜 2,750万円 |
出典: 実際に売買が成立した価格の統計(IBBA=国際ビジネスブローカー協会・実取引中央値・2026年8月更新)と、当社のM&A実務での適用実績。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。
SDE(Seller's Discretionary Earnings)は、この事業がオーナーにもたらす経済的利益の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を戻して(add-back)再計算します。申告上は赤字でも、SDEで見ると黒字になる事業は珍しくありません。
Q. 飲食店の倍率が低めなのはなぜですか?
A. 飲食業は他業種より撤退・廃業のリスクが高いと見られるため、SDE倍率は1.5〜3.0倍が目安で、中心は2.2〜3.0倍です。売上規模が小さいほど低め、ブランド力や複数店舗展開力があると上振れします。
Q. 居抜きで売るのと事業譲渡で売るのは違いますか?
A. 居抜きは設備・内装だけの譲渡ですが、事業譲渡は屋号・のれん・顧客・従業員・仕入契約まで含むため、SDE(収益力)が価格に反映され、一般に高く売れます。
お住まいの地域を選ぶと、その地域の事業環境を踏まえた相場と、買い手の探し方をご覧いただけます。