利益 Valuation

建設会社・工務店の売却相場|許認可と技術者が資産になる

建設会社・工務店を売却するときの価格の目安を示します。建設業許可、経営事項審査の評点、有資格者の在籍が、他業種にはない価値として評価されます。

建設・工務店の店内のイメージ
※ イラストはイメージです

結論

建設・工務店の利益の倍率は 2〜3.5倍

利益 1,200万円・重機/車両600万円・資材100万円の会社の例
利益 1,200万円
事業価値(利益 × 2〜3.5倍)
2,400万円 〜 4,200万円
+ 設備・在庫(中古評価)
700万円
= 譲渡価格の目安
3,100万円 〜 4,900万円

出典: 当社の想定レンジ(実成約データの一般的な幅を業種特性で調整。業種別の統計値は確認中)。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。

利益とは

ここでいう利益は、この事業がオーナーにもたらすお金の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を足し戻して計算し直します。申告上は赤字でも、利益で見ると黒字になる事業は珍しくありません。

価値を高める要素

  • 建設業許可・経営事項審査の評点(新規取得には年数が必要)
  • 一級・二級施工管理技士など有資格者の在籍
  • 元請けとの継続的な取引関係と施工実績

注意点・下振れリスク

  • 特定の元請けへの依存度が高い
  • 職人の高齢化と後継者不在(技術承継が困難)
  • 工事の未成工事支出金・完成工事未収入金など運転資金の重さ

よくある質問

Q. 建設業許可は引き継げますか?

A. 株式譲渡(会社ごと承継)であれば、許可は法人に付いているため原則そのまま継続します。事業譲渡の場合は買い手側で再取得が必要になり、専任技術者・経営業務管理責任者の要件を満たす必要があります。この違いは価格に直結するため、承継スキームの設計が重要です。

Q. 経営事項審査の評点は価格に影響しますか?

A. します。公共工事を受注するには経審が必要で、評点は一朝一夕には上がりません。買い手にとっては「時間を買う」価値があるため、評点の高い会社は倍率が上振れします。

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