利益 Valuation

ECサイト・ネット通販事業の売却相場|利益の何倍で売れるか

ECサイト・ネット通販事業を売却するときの価格の目安を、実際に売買が成立した価格の統計を基準にした利益の倍率で示します。リピート率と広告依存度で価格が振れます。

EC・ネット通販の店内のイメージ
※ イラストはイメージです

結論

EC・ネット通販の利益の倍率は 2〜4倍

利益 900万円・在庫200万円のEC事業の例
利益 900万円
事業価値(利益 × 2〜4倍)
1,800万円 〜 3,600万円
+ 設備・在庫(中古評価)
200万円
= 譲渡価格の目安
2,000万円 〜 3,800万円

出典: IBBA=国際ビジネスブローカー協会の業界ガイド掲載の経験則(利益×2〜4・在庫込み。この業種は実取引統計の掲載がないため経験則ベース)。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。

利益とは

ここでいう利益は、この事業がオーナーにもたらすお金の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を足し戻して計算し直します。申告上は赤字でも、利益で見ると黒字になる事業は珍しくありません。

価値を高める要素

  • 定期購入・リピート顧客のストック収益
  • SEO・SNSによる自然流入(広告に依存しない集客)
  • 独自商品・ブランド・特許

注意点・下振れリスク

  • 広告費への依存度が高い(利益が広告で消える)
  • プラットフォーム(Amazon等)の規約変更リスク
  • 在庫評価・不良在庫の扱い

よくある質問

Q. ECの倍率が他業種より高いことがあるのはなぜですか?

A. 業界の経験則では利益×2〜4倍(在庫込み)と幅が広い業種です。定期購入などのストック収益比率が高く、SEOで自然流入を確保できていると上限側に、広告依存が強いと下限側に寄ります。B2B(卸型)はB2Cよりリスクが低く評価されます。

相場を見たあとに、よく読まれている記事

  1. 01赤字の会社は売れるのか申告上は赤字でも、役員報酬・減価償却・オーナー個人の経費を戻して計算し直すと黒字になる会社は多くあります。買い手が見る利…
  2. 02会社を売ったとき、税金と費用はいくらかかるのか会社やお店を売ったとき、売却価格からいくら引かれて、いくら手元に残るのかを説明します。株式譲渡なら個人の税率は20.31…
  3. 03会社・お店を売るまでの流れと期間会社やお店を売るとき、何をどの順番で進め、どのくらいの期間がかかるのかを7つの段階に分けて説明します。1億円以下の小さな…

都道府県別のEC・ネット通販の売却相場

お住まいの地域を選ぶと、その地域の事業環境を踏まえた相場と、買い手の探し方をご覧いただけます。

他の業種の売却相場

より正確な査定・買主候補を知りたい方へ

決算書の数字を入れるだけで、計算過程を全公開しながら売却レンジを算定できます。メール登録は不要です。

無料で査定する →
無料で相場を調べる(匿名・30秒)