SDE Valuation

小売店・物販事業の売却相場|在庫の評価が価格を分ける

小売店・物販事業を売却するときの価格の目安を示します。在庫をどう評価するか、賃貸借契約を引き継げるかが、価格の議論の中心になります。

結論

小売店・物販のSDE倍率は 1.53

SDE 500万円・什器150万円・在庫300万円の店舗の例SDE 500万円
事業価値(SDE × 1.53倍)750万円1,500万円
+ 設備・在庫(中古評価)450万円
= 譲渡価格の目安1,200万円1,950万円

出典: 当社の想定レンジ(実成約データの一般的な幅を業種特性で調整。業種別の統計値は確認中)。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。

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SDE(売主の裁量利益)とは

SDE(Seller's Discretionary Earnings)は、この事業がオーナーにもたらす経済的利益の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を戻して(add-back)再計算します。申告上は赤字でも、SDEで見ると黒字になる事業は珍しくありません。

価値を高める要素

  • 仕入先との取引条件(掛け率・独占販売権)
  • 商圏内での立地と、賃貸借契約の残存期間
  • リピート顧客・会員基盤

注意点・下振れリスク

  • 滞留在庫・不良在庫が実際の価値より高く計上されている
  • EC・大手チェーンとの価格競争
  • 家主が事業譲渡に伴う賃借人変更を承認しない

よくある質問

Q. 在庫はいくらで評価されますか?

A. 帳簿価額ではなく、実際に売れる価格(正味実現可能価額)で評価します。滞留在庫・季節外れの商品は大きく割り引かれるか、対象外になることもあります。棚卸を直近で行い、回転率のデータを示せると評価が安定します。

Q. テナントの賃貸借契約は引き継げますか?

A. 株式譲渡なら契約主体が変わらないため原則そのままです。事業譲渡の場合は家主の承諾が必要で、ここが実務上の最大の関門になります。売却を考え始めた段階で、契約書の譲渡制限条項を確認しておくことをおすすめします。

都道府県別の小売店・物販の売却相場

お住まいの地域を選ぶと、その地域の事業環境を踏まえた相場と、買い手の探し方をご覧いただけます。

他の業種の売却相場

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