利益 Valuation

ラーメン店の売却相場|実際の成約データにもとづく利益の倍率

ラーメン店を売却するときの価格の目安を示します。当社は提携アドバイザー経由で米国のラーメン事業の実評価票(25パーセンタイル1.3倍・中央値1.8倍・75パーセンタイル2.7倍)を入手しており、専門特化の小規模飲食が一般的なファストフード(中央値1.61倍)より下振れする実データを踏まえて算定します。

ラーメン店の店内のイメージ
※ イラストはイメージです

結論

ラーメン店の利益の倍率は 1.3〜2.7倍

利益 450万円・設備250万円・在庫30万円の店舗の例
利益 450万円
事業価値(利益 × 1.3〜2.7倍)
585万円 〜 1,215万円
+ 設備・在庫(中古評価)
280万円
= 譲渡価格の目安
865万円 〜 1,495万円

出典: 米国のラーメン事業の実評価票(25パーセンタイル/中央値/75パーセンタイル)。日本市場への適用は当社のM&A実務による。あくまで参考値であり、最終的な価格は売り手と市場が決めます。

利益とは

ここでいう利益は、この事業がオーナーにもたらすお金の総額です。 決算書の「利益」に、買い手には不要な費用——役員報酬・減価償却費・支払利息・一時費用・オーナー個人経費——を足し戻して計算し直します。申告上は赤字でも、利益で見ると黒字になる事業は珍しくありません。

価値を高める要素

  • スープ・タレのレシピと仕込み手順が文書化され、他の人でも再現できる
  • 行列・SNSでの話題性など、集客に費用をかけなくても客が来る状態
  • 製麺所・食材の仕入ルートが安定し、引き継ぎ後も同じ条件で使える

注意点・下振れリスク

  • 味が店主の感覚に依存し、代わりが務まらない(最大の下振れ要因)
  • 深夜営業・長時間労働が前提で、買い手の運営体制が組みにくい
  • 厨房の排気・給排水設備が老朽化し、追加投資が必要

よくある質問

Q. ラーメン店の倍率が他の飲食より低いのはなぜですか?

A. 実際の成約データで、専門特化した小規模飲食は中央値1.8倍と、ファストフード全体の1.61〜2.12倍と比べても分布が下に寄ります。理由は味の再現性がオーナー個人に強く依存するためです。逆にレシピと仕込みが引き継げる状態であれば、上振れの余地があります。

Q. 店主が抜けても味が変わらないと証明できますか?

A. レシピの文書化、仕込みマニュアル、スタッフによる再現実績の3つが揃うと、買い手は「人ではなく仕組みを買える」と判断します。売却の6〜12ヶ月前から準備すると価格が変わります。

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